若かりし頃の減量話(中編)
前編で「自分はデブである」という現実を知った私だが。
健康保健センターのお姉さんに
「これから1週間、食べたものを記録してください」と言われた。
何言ってんだこのお姉さん。
私は単に太りやすいだけでそんなに食べてないし…と思っていたが
1週間書いてみると、出るわ出るわ、買い食い、おかわり、もらい食い!!!
太りやすいわけではない! 食ってるだけだった!!!
今ならはっきり言える!
水飲んでも太るやつなんていない。
太るという現象は摂取と消費のアンバランスにすぎないのである。
(浮腫む人はいるかもしれませんが、それは水分の摂取と排出のアンバランスです)
(一部の疾患や薬剤では、どうしても太りやすくなることがあります)
そして更に、追い打ちをかけるできごとが。
付き合い始めたばかりの交際相手が「できれば少しやせてほしい」と言い出したのである。
当時の交際相手はガリガリの痩せ男。
普通の人ですら、隣に立つと太って見える。
ましてや身体測定のデブ発見器BMIでひっかかる自分など、隣に並ぶと小枝と丸太ほどの差があった。
思わず「デブ専だと思ってた」と言うと
「あまりに細い人は心配になるけど、決してデブ専ではない」と返された。
それなのに、よくこんな巨漢(漢じゃないけど)と付き合い始めたな。
「ひょっとしたら、女だったら誰でもよかったのではないか」という疑惑を胸に
私は本格的にダイエットを始めることとなった。
なお、当時の交際相手は現在の夫である。